先日、まだプリザーブドフラワーをご存知ない方とお話しする機会がありました。
「え?ブリザーブドフラワー?」と聞き直されましたが、
「ブリザーブド」ではなく「プリザーブド」です。(この間違いも多いです)
プリザーブドフラワーが誕生してから20年近くたち、
母の日をはじめ、お誕生日や結婚祝い、その他のプレゼントとしても
プリザーブドフラワーをお求めになる方も多いのですが、
まだまだ存在自体を知らない方もいらっしゃるようなので、
プリザーブドフラワーについて書いてみようと思います。
【プリザーブドフラワー(Preserved flowers)とは】
プリザーブドフラワーのプリザーブド(Preserved)とは「保存された」という意味で、
生花や葉を特殊な液に浸すことにより、
生花のもつなやかな状態を長期間保存できるようにした花です。
造花ではなく、元は本物のお花です。
ドライフラワーとは違い、触ってみても生花と遜色のない柔らかさとみずみずしさがあります。
プリザーブドフラワーのアレンジメントを、生花と間違えて水やりする人もいるくらいです。
(実際、私の母も水をあげようとしてました^^;)
【プリザーブドフラワーの特徴】
プリザーブドフラワーの特徴はいくつかありますが、
最大の魅力は生花と比べて長期保存が可能という点です
また、着色するため生花にはない色も楽しめます。
プリザーブドフラワーのメリット
* 生花よりも長い期間楽しめる。
* 生花にはない色がある。
* 水やりの必要がない。
* 花粉や香りがないのでお見舞いにも使われる。
* 夏場は生花がもたない事から仏花としてプリザーブドフラワーでを求める方も多い
プリザーブドフラワーのデメリット
* 生花よりも高額である。(生花と持ちを比較すればコスパは良いです)
* 濃い色の花や葉は色移りの心配もあるので、置く場所には注意が必要。
* 高温多湿に弱く、直射日光や強い光の元では退色が早い。
(プリザーブドフラワーに限らず直射日光は全ての物が傷む原因ですが・・)
【プリザーブドフラワーの寿命は?】
「プリザーブドフラワーってどのくらいもちますか?」
この質問もとても多いです
答えは「飾る環境によりけり」です。
元々、プリザーブドフラワーはヨーロッパが発祥です。
ヨーロッパでは、日本よりも湿度も低いため10年くらいもつと言われてますが、
日本では1~2年は楽しむことができます。
少しづつ色が退色して、埃や乾燥などで花が傷んだりしていきます。
飾る環境に大きく左右されます。
また、濃い色や白いお花は持ちがよいです。
我が家では、赤や白のバラのアレンジメントは10年以上もっています。
<<< まとめ >>>
*飾る環境によりもちは1~2年だが、10年以上もつものもある。
*濃い色や白い花は持ちが良い。
【プリザーブドフラワー長く楽しむための注意】
せっかくの綺麗なプリザーブドフラワー。
できるだけ長く楽しみたいですよ
以下にあげることを注意しながら、飾ってみてください。
* 高温多湿はさける。
* 直射日光や強い光が当たる場所はさける
→退色が早くなります。
* エアコンの風が当たる場所におかない
→ひびわれの原因になります。
【プリザーブドフラワーのケア方法】
生花よりも長く楽しめるプリザーブドフラワーですが、
飾っていればホコリもかぶるし、花びらが透き通ってしまったりなどトラブルもあります。
そんな時のケア方法をご紹介します。
* 埃(ホコリ)
→優しく息を吹きかけるか、ドライヤーの冷風を遠くから当ててホコリをそっと飛ばしてください。
* 花びらのヒビや切れ
→切れてる箇所を少しカットすると自然な感じになります。
* 花びらが透明になった
→湿気が多いと透明になります。乾燥した部屋に移動させるとその内に元に戻ります。
早めに戻したい時は、乾燥材を入れた箱に入れてみてください。
クリアケースに入ったアレンジメントを購入すると、埃などから守られお手入れも簡単です。
ただ、インテリアに馴染むように飾りたい場合はケース無しの方が自然な空間を演出できます。
【さまざまなシーンで活躍するプリザーブドフラワー】
プリザーブドフラワーは、その特徴からご自宅を飾るだけでなく、
プレゼントはもちろん、様々なシーンで活躍してます。
プレゼントとしては、母の日、誕生日プレゼント、バレンタイン、ホワイトデー、
引っ越し祝い、退職祝い、敬老の日、還暦祝いなどが一般的です。
その他、ウェデイングシーンでもブーケ、花冠、リングピロー、
ウェルカムボードなどにプリザーブドフラワーを選ばれる方が多いです。
お手入れ不要で長く持つことから仏花の需要も多いです。
贈り物をされる時、ご自宅に飾る時の参考にしてみてください。
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